まんぷく43話は、三田村会長から3万円の融資をもらって半年後、社員たちが手慣れた様子で塩を作っているところから始まります。塩づくりの仕事は軌道に乗り、納品用のトラックも手に入りました。

 

福子は臨月になり、萬平は福子の体を心配しています。「予定日は少し早くなるかも」と言われて、より一層心配する萬平でしたが、産婆さんにも「身体を動かしていた方が、産後が楽」と笑われていました。

 

しかし、それを聞いても安心できない萬平は、福子に重労働はさせられないと事務の仕事だけをしていればいいと話していました。福子は嬉しそうに萬平にお礼を言っていましたが、実際にはしわ寄せは鈴に行きます。

 

高津は家事の最中に階段を転げ落ちて足を骨折してしまい、松葉杖をつきながらご飯は作っていましたが、薪割りや風呂焚きはやはり鈴がやらなければなりません。鈴は泣きそうな声で文句を言いながら薪割りをしていました。

 

福子が出かけようとすると、萬平は三田村会長から借りた投資金の紙を眺めていました。お金はまだ手付かずで、買取り価格に上限のある塩づくりにこの投資金を使うことをためらっていました。

 

福子も塩づくりはたまたま始めたものなので、新しい仕事を始めた方がいいとアドバイスします。福子は以前萬平が言っていた、「世の中の役に立つ仕事がしたい」という話しをし、萬平なら新しいことを見つけられるはずだと信じていました。

 

しかし、萬平はたちばな塩業の経営もあるのに、新しいこと始めるのは冒険になってしまうというと、福子は嬉しそうに「萬平さんの冒険を見てみたい」と答えました。

 

福子は「萬平さんのやりたいことが見つかれば、応援する」といい、一人で出かける福子を心配する萬平をよそにハナの家へ出かけて行きました。

 

福子が出かけた後、萬平は新しい仕事について考えていると、薪割りを終えた鈴が萬平に話しかけますが、萬平は気付きません。しかし、神戸が現れて「鉄の板がゆがんでいる」と声をかけると、萬平はその話に反応していました。

 

それを見ていた鈴は自分だけ無視されたと怒りだしていましたが、神戸は萬平が仕事に没頭すると、他の事は耳に入らないと説明していました。

 

そんな説明を聞いても鈴は納得できないようで、「私は女中やありません!」と怒りだします。「私は武士の娘です。先祖をさかのぼると源氏まで行く」と怒りながら話すと、萬平は「そんなこと初めて聞きましたよ」と大笑いしながらかかってきた電話に出ていました。

 

電話の相手は世良からで、自分も1500円の投資をしているのだからと、塩づくりはどうなっているのか聞きたがっていました。萬平が新しい仕事を考えていることを話すと、世良は即座に「冒険はアカン」と言い出します。

 

萬平は世良のアドバイスを聞き流すようにかわしていました。福子はハナの家でハナとおしゃべりをしていました。すると、萬平は「雨が降りそうだったから」と福子を迎えに着ます。

 

福子は幸せそうにニコニコしながら萬平を家に帰ります。しかし、家から鈴の姿が消えていました。福子が鈴の置手紙を見つけるところで今回のお話はおしまいです。