まんぷく45話は、家出先のラーメン屋で鈴がのんびりしているところから始まります。鈴は自分が居なくなってきっとみんな困っているとほくそえんでいました。

 

のびのびしている鈴を陰から見ていた店主夫婦は早く帰ってくれないかと困っていました。すると、たちばな塩業の社員たちがラーメン屋に来店して、鈴がラーメン屋にいるとは知らずに、鈴が家出してむしろ楽になったと言いたい放題です。

 

春休みでずっと身の回りの世話をしているタカの事を持ち上げ、タカがかわいいと言っていなかった社員たちまで、かわいく思えてくると話していました。タカの気立ての良さに社員たちは和んでいるようで、「そこがタカちゃんと大奥さんとの決定的な違いだ」と笑っていました。

 

それを隣の部屋で聞いていた鈴はショックを受けていました。しばらくして、店主の妻は鈴が居なくなり置手紙があるのを見つけて、慌てています。

 

一方、タカが洗濯物を干していると、神戸が声をかけ大量の洗濯物を見て大変そうだと言って手伝います。二人は神戸が克子の家に泥棒に入ったときの初めての出会いを笑って話していました。

 

身寄りが亡くなった神戸をタカは「可愛そうな泥棒さん」と思っていたと話します。神戸も色々良くしてくれた萬平たちに心から感謝しているようで、「本当にええ家に泥棒に入ってよかった」と話していました。

 

ふと、タカが自分のパンツを干しているのを見て、神戸は「年頃の娘にそんなものを洗濯させられない!」と言ってパンツを取り上げ、他のパンツも自分が干すと言って、タカを笑わせていました。

 

福子と萬平は真一の会社を尋ねていました。真一は福子の大きなおなかを見て「しあわせそうだね」と笑っていましたが、福子は少し言いにくそうに鈴の家出の話を伝えます。

 

克子の家に行くと思っていたけれど、まだ姿を見せず、真一のところにもし顔を出したら知らせて欲しいとお願いします。真一は自分のところに鈴が来るとは思えないようでしたが、福子のお願いを受け、さらに尋ね人の掲示板に張り紙を出しておくことをアドバイスしました。

 

その掲示板では空襲で行方知れずになった人達が、身内を探すためにたくさんの張り紙をしていました。福子たちはそこに鈴の情報を載せます。福子と萬平はその張り紙を見て戦争の傷跡を改めて実感した様子でした。

 

改めて周りを見ると、道端には戦争は終わっても、もとの生活を取り戻せていない人々が街にあふれています。中には両親を亡くしたようで、子供たちだけで身を寄せている人々もいます。

 

夜、克子の家に戻った福子たちは、みんなで鈴を待とうということになりました。萬平はため息をついていると、福子は鈴の心配をしていると勘違いしていましたが、萬平は昼間見た光景が忘れられないと話します。

 

「戦争はまだ終わっていない。やせ細ったあの人たちを何とか助けてあげられないものか」と萬平がつぶやくと福子は不思議そうに萬平の顔を伺います。「萬平さんがですか?」という福子の問いかけに答えず、萬平が考え込んでいるところで今回のお話はおしまいです。