「北斗-ある殺人者の回心-」WOWOWのプログラムガイドや番組案内でチラチラ目にしていました。「脳男」の作家さん、「池袋ウエストゲートパーク」の監督さんと並べられては、期待せずにはいられません。

 

今回は、北斗-ある殺人者の回心- 第1話 の感想を述べていきたいと思います。第1話は、予告で流れていたシーンから、とりあえず予想通りというのが全体への印象です。

 

父親からの暴力による虐待を受ける少年時代からその終焉まで、2人の殺人を犯した主人公・北斗が国選弁護人の謁見で、「死刑」を求めるところから、回想が始まって行きます。

 

子供をもつ私は虐待シーンはつらい

小さな子供を持つ母親としては、虐待はとてもつらいシーンで、胸が詰まる思いでした。子供を守れなかった母親は北斗の回想では「アイツ」といわれ、虐待の共犯者とみなされていました。

 

しかし、その母親も北斗の父親である夫から、「しつけ」という名目で北斗と一緒に暴力を受ける毎日でした。子供から見れば、しつけだろうが何だろうが、痛い思いをしているのに、父親側に回られては、味方とは到底思えないのは当たり前です。

 

 

もちろん自分ならば、子供抱えてダッシュで逃げますが、そうできない人世の中にはいっぱい居るのかもしれません。逃げる選択肢を取れない場合、子供が最低限の被害で済むように立ちまわるという可能性も少しは残っているのかな?

 

という希望を持たないと、母親の立場としても辛い回想でした。父親に指示されて、北斗に手をあげた母親は、「お前さえ生まれてこなければよかったのに!」と本人の首を絞めながら罵ります。

 

母親の苦しみ

子供に手をあげる事への抵抗感、罵りながらわが子の首を絞めるも、殺すことなんて到底できない。そうして泣きだす母親は、やはり最低限の母親としての感情が残っていて、苦しんでいるのではないかなと私は思えました。

 

やる気のある児童相談員の追い込みで、もともとおかしかった父親の何かが崩れてしまいます。精神的に病んで引きこもり、ようやく暴力が治まります。観ている方は一安心といったところです。

 

しかし、虐待を受けて育った身としては、そんなことで落ち着けるわけでもなく、いつ復活するか分からないびくびくした日々は続いたままだったのかもしれません。

 

父親はふとしたきっかけで、完全に精神崩壊して、意味不明な理由でアイスピックを持って北斗に襲い掛かります。ちょうど帰ってきた母親が止めたせいなのか、病院で目を覚ます北斗、額には十字の傷跡、父親の自殺、それを受けて今度は母親の精神崩壊で第1話が終わります。

 

 

囚人として登場するため、そこから、どのような展開になるのか、まだ先が読めないため続きが気になるところで終わってしまった印象でした。次回は里親が登場するので、少しは安心して観れるかもと願いつつ今回の感想はここまでとさせていただきます。