とうとう最終回、回想と同時に進行していた逮捕後の現実。最終回は公判内容で終わりました。死刑か無期懲役かを争う裁判で、後半は、このドラマの回想を言葉で語っているような流れになっていました。

 

そして、北斗に捨てられた母親まで証人として登場!母親は再婚8カ月の妊婦で登場していました。母親の言葉に、北斗の心は激しく揺すぶられます。個人的には、「生きろ」というメッセージを伝えるシーンなのに、なんだかどこまでもひどい母親にしか映りませんでした。

 

自分は再婚して、また子供まで作って、北斗には「罪を償って、ひとりで生きなさい」なんてどの口が言えるのでしょうか。裁判の証言として、「北斗を人殺しにしたのは私です」と言っていましたが、その罪はどうやって償うのでしょうか。

 

マスコミの餌食になる感じで退場していきましたが、なんだか納得いきませんでした。お姉さんは相変わらず、北斗を全力でサポートする気満々で少し和みました。遺族がそれぞれ証言台に立って話をするところもありました。

 

どんなに北斗がかわいそうな生い立ちでも、殺された遺族の憤りはどうにもなりません。一番かわいそうだったのは、両親を亡くして、姉が北斗に殺されてしまった女子高生でしょうか。

 

北斗は憎いが、彼女は死刑を求めなかったのです。誰かを憎んでも、姉は帰って来ないことを静かに受け止めたかのようでした。母親の次に、彼女の言葉に動揺する北斗は、だんだん冷静では居られなくなっていきます。

 

被告人として、北斗が証言台に立ちます。被害者への懺悔、しかし、彼は「許されるならば生きたい」と涙ながらに語りだします。母親や遺族の女子高生、お姉さんや児童員、彼を死刑にさせまいと動く弁護士さん色々な人に対して、彼はもう目を背けることはできなくなってしまいます。

 

そして、判決は無期懲役。その判決を呆然と聞いている顔で、ドラマは終わって行きました。私は最後まで弁護士さんが好きになれなかったです。死刑制度に反対とは思いません。

 

北斗の弁護士さんは「人は変われる」と言っていましたが、世の中にはどうしようもない人は存在するので、「死刑廃止」は、犯罪への抑止力が弱まるような気がして怖いです。

 

ただ、罪を犯そうが犯すまいが、北斗のように人知れず虐待を受けている子は、たくさん居ると思うと、どうにかならないものかと考えてしまいました。